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低燃費住宅の性能について

2020-06-23
~【気密性能】について~
最近の家は、昔に比べて隙間がないように思いますよね。
 
しかし実際は、木と木のつなぎ目、窓やドアの周辺、配線や配管のまわりなど小さな隙間は存在していて、その隙間から外気が侵入しています。
 
もちろんこの隙間をゼロにすることは難しいですが、
低燃費住宅の作る家は、家全体の隙間面積を表す単位であるC値がなんと『0.2㎝²/m²』。
つまり、一般的な大手ハウスメーカーの建てる家の約25倍の性能なんです!!
 
これは日本のハウスメーカーでトップの数字になります。
なぜこのような数字が出せるのか。
 
高断熱高気密という性能を高めた設計ももちろんありますが、選ばれた熟練の職人が、丁寧に作業している結果です。
 
石川の大工も、その選ばれし職人集団。
0.01ミリの隙間も作らないよう、常に集中し作業にあたっています。
 
こうやって作られた高気密の家は、
▼エアコン1台で家全体が快適温度
▼居室間温度差が2℃以内
が実現できます。
(*もちろん高気密だけでなく、高断熱あってのことですが)
~【断熱性能】について~
冷暖房がなくても、夏は涼しく冬は暖かい。
 
低燃費住宅の断熱材は、
外壁の“空間“に設置する「充填断熱」と
外壁の”外側表面“に設置する「外断熱」のダブル断熱が標準仕様です。
 
 
さらに中身はというと、
断熱・調湿・防音に非常に優れた「セルロースファイバー」と、天然岩石を主原料とし、保温だけでなく防火・耐火に非常に優れている「ロックウール」を使用しています。
 
構造見学会等でもご紹介していますが、この「セルロースファイバー」。なんと水槽に入れても浮きます!!
つまり、、、水を吸わない=湿気に影響されないということです。
さらにこの断熱材の厚さは、、、なんと185㎜!!
 
これは一般的な住宅の二倍以上の量。
 
屋根にも300㎜以上の断熱材(セルロースファイバー)を使用しています。
 
 
壁の外側からしっかり断熱することで、壁内に湿気が溜まることもなく、さらに湿気に強い断熱材を使用することで、山陰地方の高温多湿な気候でもしっかり快適に過ごせます。
~【窓の性能】について~
冬には冷気、夏には日光の暑さと、なんとなく窓って外気の影響をよく受けているようなイメージ、ありますよね。
 
それもそのはず。
 
実はなんと、冬は48%、夏は71%もの熱が、窓から移動しているのです!!
数字にするとすごい割合ですよね。
なので、窓の断熱性能というのも本当に大切。
 
そこで低燃費住宅では「トリプルガラス+樹脂サッシ」の窓が標準仕様となっています。
 
これは世界トップクラスの断熱性能を誇っており、国内で最も普及している窓の約6倍の性能。
 
断熱性能を上げることで、もちろん「結露対策」や「防音対策」にも繋がっています。
また取り付け方にもこだわりがあります。
 
一般的には、建物の外側から見たときに窓枠が建物に対して外側にはみ出している『半外付け窓』という取り付けなのですが、
低燃費住宅では、「耐震性能」、「結露対策」から『内付け窓』というのを採用しています。
 
さらに窓周辺の建材にもこだわりをもち、吸水・撥水力に優れた耐力面材も壁全体に使用しています。
 
「断熱性能」、「結露対策」もさることながら、実は窓って「地震対策」、「防音対策」にも重要なポイントとなるんです。
~【柱の性能】について~
家を支える上で、とても重要な役割を担う「柱」。
 
この柱がしっかりしていないと、地震から家を守ることはできませんよね。
 
「でも、地震から家を守るなら鉄骨の方が強いんじゃない?」
 
確かに、重量感で考えると鉄骨や鉄筋コンクリートの方が強いというイメージを抱く人は多いはず。
 
実際、大地震を想定した実験を何回クリアしたとか、シロアリの心配はないとか、鉄骨をウリにしているハウスメーカーへ見学に行くと、鉄骨ならではの強みを沢山教えて頂けるんです。
 
しかし、昔から木の家が人気なのにももちろん理由があります。
 
●断熱性に優れている(鉄の500分の1)
●調湿効果がある為、カビや結露防止になる
●熱に強い(高温になるとぐにゃりと曲がる鉄に比べて、着火しても中心まで熱が伝わりにくい為、燃え広がりにくい)
●軽量にも関わらず弾力性があり耐震性が高い
●寿命が長い  などなど。
 
また日本の風土や気候にも合うことから、全国でも約6割が木造住宅なんです。
 
しかし木造の最大の敵が「シロアリ」。
いくら木が優れているといっても、20~30年後に虫食いだらけになっていては、安心して住むことはできませんよね。
 
そこで低燃費住宅では、1階の壁と床の柱に、シロアリ対策の薬を注入した「ハウスガード」というグリーンの木を使用しています。
(*シロアリの侵入経路は、主に地面に面している床下。1階にハウスガートを使用することにより、そのルートを徹底的に排除します。)
 
これにより、半永久的にシロアリや劣化を防ぐことができるんです。
さらに湿気によるカビや腐れの心配もいりません。
 
木の魅力を最大に生かし、なおかつ弱点である「シロアリ」の心配もいらない低燃費住宅。
 
木の家をお考えなら、ぜひオススメです!
最後に…
「気密」「断熱材」「窓」「柱」
低燃費住宅の標準仕様である各性能についてご紹介しましたが、いかがでしたか?
 
どんな季節でも、勝手に快適空間をデザインしてくれるお家。
その理由が少しでもおわかり頂けたのではないでしょうか^^
 
長い時間過ごすのは家の中。
暑くもなく寒くもなく、ホッとできる場所は最高です。
住んでいる人が安心して暮らせるよう、みなさんもしっかり選んでください!
有限会社石川工務店
島根県出雲市塩冶町469
TEL.0853-22-7165
FAX.0853-22-7197

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