本文へ移動

ブログ

ブログ

職人たちの上棟の一日

2019-05-09
上棟式のならわしは、平安時代初期からはじまりました

上棟は、大工にとって大切な1日です。

 

雨や曇りの日が多い山陰。
上棟の日が晴れとは限りませんが、
天気を気にしていては、工事が延び延びになってしまいます。
なので、台風や大雪でない限り決行します。

四隅を浄化します
梅干しは熱中症対策にもなります

◎上棟の朝 7時半ごろ
現場に集まり、四隅に塩を置きます。

施主さまと大工とで
工事の安全を祈って
梅干しをおつまみに御神酒を飲みます。

施主さまも一緒にお神酒を飲みます
真剣な眼差しで、それぞれが作業
職人たちが黙々と作業をしています。
石川工務店では、一人一人にみっちりと仕事を叩き込みますので
会話がなくても
それぞれがやるべきことを淡々とこなしていきます。
みんなで一緒に休憩をとります。
◎12:00〜
12時になったらお昼ご飯です。
上等の場合は、施主さまがお弁当を用意してくださることが多いです。
10時と15時にも休憩をとります。
高いところでも平気です
休憩の時は、笑ったりしゃべったり、和やかな雰囲気なのですが、作業がはじまると雰囲気は一変。
 
職人たちは真剣な眼差しになり、
言葉数も最小限になります。
 
上棟はとくに、1日で骨組みを完成させないといけない大切な一日。
それぞれが集中力を使って、作業を進めていきます。
 
施主さまと大工たちが集まり、神様に祈りを捧げます

◎上棟の夕方 17時ごろ
大工と施主さま、関係者が集まり
皆でお祈りをします。

魔よけのための幣束(へいそく)を鬼門に向けて立て、
大根、にんじん、きゅうりなどのお野菜。
お米、日本酒が備えられます。

ここでもお神酒を酌み交わし、
無事に上棟できた感謝、
そしてこれからの工事の安全をお祈りします。

島根県には出雲大社があります。
神様があつまる県として、
神事を大切にしてきました。

だいぶ簡略化してきていると思いますが、
石川では、この風習をできるだけ守っていきたいと思っています。

有限会社石川工務店
島根県出雲市塩冶町469
TEL.0853-22-7165
FAX.0853-22-7197

1.介護リフォーム
2.建築工事
3.木造建築工事
4.リフォーム
TOPへ戻る