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【令和の職人集団・石川の新弟子2名をご紹介!!】
2021-08-24
今年の春、石川工務店へ4年ぶりに大工の弟子2名が加わりました!
約10年前までは、いわゆる「住み込み」で大工を弟子入りさせて育てていた大工修行。
一緒に働き、石川の家に帰り、
一緒にご飯を食べて、寝て、起きて、また修行に入る。
その繰り返しで「石川のやり方」をしっかり受け継いできました。
ところが最近では、時代の流れからこの大工修行も大きく変わり、
専門学校で専門知識を身につけた後、
石川工務店に入社し、自宅から現場へ向かう修行スタイルへ。
修行方法は違っても、しっかり「石川の技術」は受け継がれています。
今回、新人弟子2名へ取材をしてきましたので、
どうぞお付き合いください^^
Q:志望動機は?
「小学校低学年の頃、
自分の家の新築を建ててくれた大工さんに憧れ、その時から僕の夢は大工でした。
何もないところから家が出来ていく事に感動し、
また両親の感謝している姿を見て、
自分も人に感謝される仕事に就きたいなとずっと思っていました。
石川工務店は、地元出雲の中でも特に技術にこだわる大工集団。
ここで自分も大工として働きたいと思い、志望しました。」
幼い頃から変わらず
大工になることが夢だったという江角さん。
その夢を実現され、とても希望に満ちた目でお話してくださいました。
今は体力面、技術面でもっと成長できるよう、
日々努力されているそうです!
Q:志望動機は?
「小さい頃から、父親や祖父とよく物作りをしていました。
本棚や椅子など、本当にいろいろなものを作りました!
自分の好きなように創れる楽しさ、出来上ったときの達成感がとても好きで、
仕事でも物づくりに携われる事がしたいと思い、幼い頃から大工を志望していました。
小さい頃からの夢が実現し、自分だけでなく家族もとても喜んでくれています!」
江角さんもそうでしたが、
三嶋さんも、大工が小さい頃からの夢だったんですね。
そしてその夢を本当に実現させて、今大工として修行をしている。
とても素敵です
<<弟子の作業内容とは??>>
修行と言えば、基本的なことを毎日繰り返していると思いませんか?
でも実際は全然違うのです!
▼天井や壁、床の施工もどんどんやります!
・床は水平にする必要があるので糸を使って微調整(コレがまた細かい!)。
・とにかくまっすぐに釘を打ち続けることが必須!一瞬の油断も許されません。
・現場のサイズを見て、木材を所定の寸法にカットしてはめこむ必要があります。
ぴったりサイズになるまで、何度も何度も微調整を行い、隙間のない形に整えてから貼り付けていきます!
木材が無駄にならないようにカットしていくことも重要です。
▼壁の下地材、断熱材をはる
・とにかく隙間がないようにすることが重要!丁寧にボンドをつけて、押しつけていきます。
▼先輩大工達と共に、上棟にも参加します!
「専門学校で習ったことでも、実際には初めてやることばかりなので、難しいことが多いです。
1度教えて貰ったことは、自分なりに考えてやって後で先輩に確認してもらうという流れでやることが多いですが、施主様の大事なお家なのでもちろん失敗も許されませんし、キズ1つつけるわけにもいきません。
常に緊張感と、任されているという責任を感じながら作業に当たっています。」
と、弟子のお二人は教えてくれました。
そんな弟子達、実は帰宅後にも欠かさずやっていることがあります。
それは、“刃物研ぎ”。
砥石に刃先を平らに挟んで、毎日丁寧に研いでいきます。
5年後の一人前を目指して、
このようにして弟子達は毎日修行をしています。
「色々なことにチャレンジさせて貰っているので、日々新しいことの連続。
とにかく今はひたすら仕事を覚えて、5年後までにしっかりとした1人前に成長できるよう、今は精一杯努力したいです!」
と、前向きなお二人でした。
今後の成長を期待しています!!